成年後見制度の前に財産管理等委任契約
先般、精神障害者家族会に臨席した。知能、身体障害に比較して、精神障害、特に、統合失調症は受け入れ企業が皆無といってよい。病気の性格上、雇用を拒むようである。誤診が四割といわれる。医師への幻聴・幻覚の訴えは安易に「統合失調症」と括られ投薬により更に病状は悪化する。一昔前は幻聴・幻覚の主訴で「レ
ビー小体症」も誤診されてきた。
精神障害者家族会の構成年代は70~80代である。当事者は団塊世代が中心となる。
息子や娘さんは重度が多く、入退院を繰り返している。
ご子息の金銭貸借は話題に上がらなかった。外出もままならない状態と思われる。あるいは消費意欲すら失われているかのようである。
親御さんの一番心配事は、財産や遺産の管理である。
自らが認知症になったら。という話題が多かった。
成年後見制度という話しをしたかたがいた。認知機能が落ちてからでは遅いのである。身内縁者の相続争いに巻き込まれる。公証役場との手続きも難儀である。
明晰な判断力のある内に、〈移行型〉である、財産管理等委任契約を作成されたい。行政書士の先生に相談されたい。
いざの時の〈成年後見〉もスムーズに事が運ぶ。
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